江南キャリア講座(1年生向け)

江南キャリア講座(1年生向け)

豊富な経験と知識を分かりやすく伝える講演会が6月2日,母校の体育館で開催されました。
講師は横浜総合病院の臨床研究センター長・長田乾(ながた けん)さん(高23回)で、「二足の草鞋:臨床医として、脳科学者として」と題し、行なわれました。
長田乾さんは認知症の研究分野で世界的な権威者ですが、「人間の脳エネルギーは15歳がピークといわれ、高校時代に繰り返し勉強し覚えたことは歳をとっても忘れないものだ」と会場の1年生を激励しました。
そして「『お前の論文は面白かった』と、見ず知らずの外国人からメールが届いたときは生甲斐を感じる」と語りました。
さらに「これからは積極的に海外に出て研鑽を積むこと、そのためには英語を中心とした外国語の習得と、原稿の棒読みでなく他人の顔を見て発表する活発なディスカッションが大事だ」と強調。
医学界の現状を紹介しながら「一人でも多くの生徒が医療従事者を目指して欲しい」と話されました。